ギックリ腰の心得は

重いものを持ち上げて。ずっと座っていたら。
ただ立ち上がろうとしていただけなのに・・・
いわゆるギックリ腰になる原因はさまざまですが、
それが初めてでも、何度目かでも、しょっちゅうでも、
ギックリ腰になったばかりで痛みが強い時に
直ぐに対処出来る事は医者でも施術者でも同じ。
湿布などあて安静にするよう指示する、それだけです。

治療や施術が出来るのは、1~2日経って(熱が引き)痛みが少し緩和してから。
それまで安静にするポイントは、
◎寝る姿勢は、痛みのある側を上に横向きになり、上になった腿の下に抱き枕や丸めたタオルをかませる。横向きが寝辛い場合はうつ伏せに。痛い側の脚をカエルのように外側に曲げ、腰が浮くようなら丸めたタオルをかませる。
◎起き上がる時は痛い側を上に横向きで。肘から下と膝から下に体重をかけて起きる。またイスなどから立ち上がる際には背中をまっすぐに前傾させ、重心を前に移してからゆっくり立ち上がる。
◎コルセットを持っている場合は、起きている間はコルセットを着け、なるだけ普段通りの姿勢を保って動くようにする。

痛みが緩和したからといって、自然に完治したわけではありません。
ギックリ腰が引き起こした深層筋のこわばりや関節のつまり、
骨盤の歪みを治しておかないと、何度も繰り返す事になります。

ギックリ来たら『直ぐは休む、経ったら治す』。
慢性腰痛にならないように気をつけましょう。